こんにちは。なおです。
今回は、ブダペストにある「恐怖の館」に行ってきたので、その感じと感想を。
恐怖と言ってもなんかおばけ屋敷とかじゃないです。笑
20世紀(近現代)に、ハンガリーがファシズム(矢十字党)や共産主義の時代の悲惨な歴史を物語っている博物館です。
恐怖の館情報
名称:TERROR HÁZA MÚZEUM (恐怖の館)
定休日:月曜日
営業時間:10時〜18時
料金:大人3000HUF 26歳以下1500HUF(オーディオガイド貸出1500HUF)
住所: Budapest, Andrássy út 60, 1062
最寄駅:Vörösmarty utca駅
場所↓
恐怖の館で見たハンガリーの暗い歴史
外観はこんな感じで、テラーって字が屋根に切り抜かれて、光が当たると建物に映し出される。
外観から演出がすごいですが、中の演出もすごいです!!
序盤に少し紹介しましたが、この恐怖の館(House of Terror)は、ハンガリーにとって、とても辛く苦しい時期のことを物語っている場所です。
ハンガリーの歴史については、正直全然知らなかったので、ここに行くことによって、その暗い歴史の部分の少しだけ知ることができました。
簡単にハンガリーの歴史を説明すると、
ハンガリーは第一次世界大戦で負けた後、トリアノン条約というものに基づいて、周りの国(チェコスロバキア・オーストリア・ルーマニアなど)に領土や人口を大量に失ってしまいます。
そして失った領土を取り返すために、ハンガリーはドイツ(ナチス)と組んで、ドイツの軍事力を使い、一部の領土を取り返すことができます。
しかし、その後に起きた独ソ戦(ドイツとソ連の戦争)のドイツ側に必然的につくことになり、独ソ戦に巻き込まれ、ハンガリーはドイツの奴隷化+ソ連からの攻撃と挟み討ちの状態になってしまいます。
この恐怖の館は、このドイツとソ連の間に挟み討ちになってしまった頃からの展示品が主に置かれています。
その後ハンガリーは、この負の状態から脱却しようとするも、ナチス・ドイツの元に作られた矢十字党(ファシズム政党、反ユダヤのハンガリー主義)がハンガリーのトップ政党になり、この政党はたくさんの女性や老人や子供、そしてユダヤ人が収容所に置かれました。
独ソ戦は、結果ドイツが降伏し、それと共にもちろんハンガリーも降伏します。
ハンガリーはその後は降伏した相手の、ソ連の衛星国にされます。そして、ソ連によるハンガリー国家保衛庁(秘密警察)という機関の元で、ハンガリーの宗教指導者や、政治活動家が拷問・処刑されました。
これらの過去の暗い事実がこの博物館にすべて詰まっています。
恐怖の館の内装
(これは建物の外装の写真)
恐怖の館は写真が禁止なので、写真はないですが、中に入るとまず待ち受けているのが、
どでかい戦闘機と壁中に貼られている、亡くなった人々の顔写真です。
2階建ての構造となっていて、順路があるので、それに沿って回っていく感じになってます。
展示品と言っても、当時使われていた物などが飾られているだけでなく、動画がメインのような気がします。
当時の様子を撮った映像や、当時の被害者の方や被害者遺族が話している様子の動画が多いです。
恐怖の館の注意点
注意すべきことは、説明の言語が「英語」もしくは「ハンガリー語」しかないということです。
なので、事前に少しでもハンガリーの歴史について知識を入れておいたほうが、スムーズに見れると思います。
オーディオを借りれますが、これも「英語」か「ハンガリー語」になります。
恐怖の館に行った感想
今回、恐怖の館に行こうかすごい迷ってましたが行ってきました。
感想は、色々と勉強になって、ハンガリーのことが少しだけ知ることが出来てとても良かったんですが、
あまり深いところまで理解できなかったのも正直な感想です。こんだけ語っといて。
各ブースに英語の説明の紙があり、それにびっしり英語で説明が書いてあります。(全部で20枚あります。)
映像も英語の字幕が付いているので、英語が超得意な人は深いところまで理解できると思います!!
ただ自分は英語が超得意というわけじゃないので、結構専門的な単語も多く、理解するのが難しかったな〜。って感じです。
そして、途中で疲れてしもーた。いや結構序盤で疲れたのは内緒。
でも行くことで感じれる事もたくさんあったので、良かったです!!!(結果オーライ)
さらに来月は、ポーランドにあるアウシュビッツ収容所に行く予定があるので、今回先にここに来れたのも良かったポイントです。
もしハンガリーの歴史や、ナチスやソ連の歴史などに興味がある人は行く価値があると思うので、ぜひ行ってみてください!!
読んでくれてありがとうございました!
もしよかったらポチって押してあげてください。
順位ポイントが入ります!!!!!(登録は必要ないです。)
にほんブログ村
合わせて読みたい!